つれづれ道満系

このページは私(はむしん)が実際に目で見、思ったことを正直に書いているページなので、
どんなことが書いてあっても怒らず、笑って許す大人の余裕を持ってご覧ください。


Diary Aug.11 花火ナイトラン / Diary Aug.12〜14 やっぱお盆は休みましょ/Diary Aug.19 光ケ丘インラインスケートフェスティバル


Diary Aug.19 おやぢは踊る 光ケ丘インラインスケートフェスティバル


 浅草サンバカーニバルを翌週に控えた19日、
カーニバルといえばフェスティバルというコトなのかはどうかは知らないが、光ケ丘公園ではインラインスケートフェスティバルが開催された。主なスケジュールはスラローム中心の各種競技やデモ、運動会や初心者講習、それにダンスの初心者講習会!普段から歌って踊れるスケーターを目指し、道満で最も踊れるスケーターを勝手に自称している(要するにやっている人がいないのである)私としては、これを見逃すわけにはいかない!てゆうか、これだけ出れればいいや、とりあえず・・・などという、主催者側の苦労や熱意を全く無視したようなモチベーションしか持たない私は、午前中はひょろひょろと小川町に向かって滑っていってしまったのである。痛いケツを引きずりながら。
 目的はいい加減すり減りきった私のスラ靴、K2 Velocity'99のウィールとベアリングを新調するか、いや、そこまで金をかけるなら、いっそニューシューズに買い替えてしまおうか?という悩みを解消するのと、ヒロリンさんのお子さん用にセールのJr靴があるかな〜という調査のためである。
 Jr靴の方は、安いのはあるけど2年以上落ちで、デザインもイマイチぶっさいハードブーツばかり、最近のおしゃれなソフトシューズばかり見慣れた自分の目から見ると、とても触手をそそられるようなものではない。というわけで、次回に期待かな。それにしてもMerlinは安売りしないね。
 スラ靴はショートホィールベースのアルミフレームがいいなーなんていうと、既にK2 CirrusROCESのソフトブーツ(LAXとか)くらいしか候補がない。もしくはSalomon Screamerをロッカリングという手もあるが、Elite買った人間がScreamerも買うというのはヘンでしょう。奇妙でしょう。おかしな人でしょう。いずれにせよ、秋まで待てばもうちょい値が下がりそうだしねェ。とりあえず今日は退散。
そういやROCESのLAXを履いている人がいたら、感想を教えてください。スラに向きそう?

 おウチでゆっくり昼ご飯を食べ、お昼寝を終え、あまつさえ競馬の投票を終えてからゆっくり腰を上げると、既にお昼の3時前になっていた。おっつけクルマで光ケ丘公園に向かう。実は道満よりも若干近い位置にある公園ながら、いままで一回もここを訪れたことは無かったのだが、実に
ひっろい公園である。こんなのが団地の真ん真ん中に存在しているんだから凄い。駐車場を探してぐる〜ぅりと周回するのにかなり時間がかかる。それでもなんとか駐車場に辿り着くと、有料だった。まあウチなんかからは大江戸線で実に快適にアクセスできるので、次からは電車で行こう。
 園内に足を踏み入れると、そこかしこにスケーターがいる。センター街でローライズ(おやぢ的には尻出ジーンズと言う)をはいたねーちゃんを発見するよりも簡単に見つかる。おそろしい密度だ。しかも驚いたのは、そこらへんのスケーターつかまえて、
 「こんちは〜。すいません、インラインフェスティバルやってるけやき広場ってどこでしょう?」
って聞いてみると。
 「さあ〜。いつもなんかやってんのはあっちだけど?」
という答えが返ってきたことだ。あれだけ告知されまくっているフェスティバルだが、地元ティにはさして珍しくもない騒ぎなのか、全然知らなかったりする。
マヂか?いつもそんなに賑やかなのか?

 さて件のけやき広場に行ってみると、それはもうウジャウジャと沢山のスケーターがその場を占拠していた。メインの競技用スペースを囲んでウジャウジャウジャウジャ。1周してみるとひで爺さんやらサイトーさんやら相馬パパさんやらiwaさんやらマスダさんやらイノウエさんやらグリーンさんやら、まだまだ他にも知った顔が多い。道満組はべる&りんりんさんにりょおさん&くまさん、チョッキーさんに桂馬さん、山隆さんファミリー、あと、はじめましてのヒロリンさんファミリーの顔が見える。もちろんえっさんも。でも
スケート履いてない
 「どしたの?ダンス講習会出ようよ」
 「んー、脚痛めちゃったからダメ」
 「えー、俺も尻痛めてるよ〜。でも出るよ」
 見たところ普通に歩いているんでたいしたことないだろうとしつこくダンス講習会に誘ったのだが、どうやら両脚の靭帯を伸ばす重症だったらしい。なんでもデュアルスラの予選で超久々にバッククロスやってコケたんだそうな。
それでもデジカメを手にフラフラと会場を彷徨う執念と根性はどこから出てくるのだろう?あの根性こそがロングパイロン・アタック等を成立させちゃったりするんだな。
 もちろん一番目立っていたのは司会のほんまさんに他ならない。初めて聞いたけど、なるほど見事におちゃめな司会ぶりだ。それでいて気配り抜群さんである。どんな状況になっても絶対にお客さんを引かせないのはたいしたものだなー。

 ついたころに始まったのがデュアルスラの本選だ。道満組は見事に全員討ち死にしてしまったので観戦のみ。最近道満では
スラは下火とまで言われているからね〜。それでも少しでもスラっ気のある人は今日はみ〜んなこっちに来てしまったため、道満は普段にもまして5輪のガチガチ体育会系状態になっていたんだそうな。
 予選はどんなカンジで行われていたのか知らないが、やっぱ本選というだけに、それなりの迫力がある。小学生部門は光ケ丘のケイトくんが当然の如く優勝とはいえ、RISA@航空ちゃんが結構追いつめていた。一般部門はひで爺は出が悪くて決勝手前で討ち死に。決勝は駒沢のうほうほさんと光ケ丘のマツキヨくんとの戦いだったが、僅差でうほうほさんの勝ち・・・なんてことは、
光ケ丘のサイトを見てちょうだい。まあよっぽど鍛練しないと、本選出場なんて夢のまた夢ってこと。
 裏でふらふらしていると、PEPSIのキャップを貰えてジュースもタダだということを発見!テントの中を見ると山積みの商品が積んである。がっちりスポンサーを獲得しているのだな。場所も都からちゃんと借りているというし、運営面が凄くしっかりしている。たいしたもんだ。
 お次はトリックスラロームのデモンストレーション。ひで爺が甚平で舞い、マツキヨくんが超高速でかっとぶ!道満からはベルさんがくねくねと鎌鼬(カマイタチと読む)を披露する。でも驚いたのは柏の葉公園から来たとしさんだ。わずか3ヶ月のキャリアだというのに、ぎゅるぎゅる回ってその上360までやっちゃったりする。自分が三ヶ月目の時は何やってたかと、思わず周囲のおやぢ達と語り合ってしまった。うーん、若いって素晴らしい・・・つうか、
練習量とひた向きさが絶対に劣っているんだよな、多分。あとK2の篠田さんの滑りはひとつの理想だな。あんなふうに滑れるようになるといいよねえ。

 さて、最後になったのがダンス講習会だ。とりあえずはデモンストレーションというか、駒沢のダンスチームの皆さんで踊ってみせてくれた。見てると勝手に体が動き出してしまう。私の身体の中の
ラテンの血がそうさせてしまうのだろう(嘘)。見ると桂馬さんもとなりでくねくねしている。そーなんだよ、俺達は踊りたいんだベイベェ!
 その声が届いたんだかどうだか、「それでは踊ってみたい人たちは中へどーぞ」のアナウンスが。待ってましたと飛び込んだのは、道満からは桂馬さん&チョッキーさん、りょおさん&くまさん。道満ダンスチームの立ち上げメンバーは決まったな。
 さてレッスンは、横歩きにクロスの横歩き、回転にチャールストンととても初歩的なモノ。「楽勝じゃん、俺達にはな!」と、言いたいところだが、道満メンバーからも悲鳴があがりまくる。桂馬さんがいるから
デシベルあがりまくりだ。
 基礎レッスンが終わって、今度は音楽にあわせて通しで踊ってみる。するとさらにワケわからん。おまけに思ったより全然ハードで、見る間に汗が噴きだしてくる。でも
とても愉快だ。やっぱ踊りはいいよな。

 あっという間のダンス体験が終わると、今日の表彰式が行われた。スゲーことに、K2 カタリスト2001が賞品になっている。他にもシューズやグラインドシューズなどが惜しげもなく入賞者達に配られる。スゲエぜ。

 よだれを流していると、そこらへんをふらふら滑っているyokkoさんを発見。娘さんのミキちゃんもつれている。ずっといたらしいが、あまりの人出で会えなかったみたい。聞くところでは200人以上のスケーターが集結していたらしい。一般の人たちもけっこう観戦していたから、賑わいとしてはもっとになる。
 さっき賞品のカタリストを見ていただけに、yokkoさんの履くカタリスト2000がすごぉく気になる。聞いてみたら「
マイクロベアリングは2分も回るんだよ」なんて言うからもっと気になる。うーん、購買心が疼くぜ。でも輸入してないんだよね。あとりんりんさんのいずれいらなくなるScreamerの短フレームも欲しいけど、それはベルさんに、「ダメ、自分のスラローム用」と言われた。

 ミキちゃんの
あられもない滑りを真似して遊んだりしているうちに、帰宅せねばならない時間になった。みんなはこの後ファミレスで打ち上げらしいが、ウチは夕飯が用意されているので、そのまま帰ることにする。駐車場までの道すがら、園内で涼しそうな室内プールまでみつけた。色々揃ってて、光ケ丘はホントいいところだな。


 来週は接待ゴルフ(泊まり)なんで1週お休み。おやぢは辛いよな。



Diary Aug.12〜14 やっぱお盆は休みましょ


 ナイトラン明けの日曜日は、目が覚めたら太陽がもうヤバイ高さまで上がっていた・・・が、そんなに暑くはない。水不足は困るが、ここんとこの気候は本当にありがたい。でも昨日は押せ押せだったんで、午前中はリラックスするために区営プールへ行く。ここで若いねーチャンたちを眺めながら水中をただよえばまさしくリクラゼーション、というか、脳内にα波も満ち満ちるというものだ。んが、見るとプール内にはおばあちゃんとおじいちゃんと子供しかいない。
そうだった、この時期は若ねーチャンは海に行くのだ!仕方ないのでムキになって2時間みっちり泳ぐ。すっかり息があがってしまった。で〜い、こんなのリクラゼーションじゃねえ!

 むかついた気分のまま、いきなり降り出したどしゃ降りの中を帰宅。これじゃあ道満も濡れてるだろうと、今度はEliteをかついで後楽園スケートリンクへと向かった。憂さばらしにバンバン滑った揚げ句、ますますへとへとになって、日曜日終了。よくない休日の使い方の見本みたいなもんだな。

 月曜日はお仕事だ。世はお盆休みだというのにまったくウチの会社は人をよく使う。んで、この連中も毎日よく滑るものだ・・・と、昼休みに顔を出した東屋で感心することしきりの今日この頃である。んでいつものように雑談に花を咲かせていると、ちえ蔵さんに先月の「つれ満」の内容で抗議を受ける。曰く、
 「暫く見ないでいたら、酷いこと書いてたわね〜」
 いや、このページは酷いことを書くところなのです。心の中をそのまま吐露してしまうところなんです。だってあの日の晩ご飯で
ショウガ焼きを食べながら、しみじみとちえ蔵さんの日焼け肩を思い出して箸を置いたのは本当の事なんですってばさ。

 さて、珍しくパイロンがたっていたのでちょっと練習にいそしんだ。最近は右のオープンスネークがけっこううまくいくようになってきたので、調子に乗ってオープンクロスに挑戦する。すると・・・


ぶしゃっ!

 パイロン2つもいかないウチに、腹ばいで派手にぶっ転げてしまった。
 「ありゃ珍しい、はむしんさんがコケてる」
 などと言いながら、東屋の物見だかい連中がよってきた。
 ふ〜ん、おいらもコケて「珍しい」などと言われるようになったか。我ながら上達したものよな(コケるほどの熱心な練習をやらないという話もある)・・・などと悦に入っていると、肘を触った手にぬるりとした感触が・・・。
げ、肘をやっちゃったか!?ありゃ、でも全然痛くないぞ?あれあれ?????よく見てみると、ケガをしたのは右手の指だった。しかも1ミリ程度のこまい傷だ。でも血が思いの外じくじくと染み出してくる。うーん、こりゃ血管の上をやっちゃったな。でもとりあえず大したことないので、ちゅうちゅう吸って済ました。疲れているときはけっこう塩分があってイケるな。

 翌日は再びお休みで、懲りない私はまたもや区営プールでガチンコな午前中を過ごす。区営プールまではいつもヒプノでかよっている私は、その日はついでに本屋さんに寄ろうと軽やかに交差点の真ん中でクロスを切っていた。すると、


 
がちょっ

 とりたてた前触れもなしに、接地していた左足のブレードが外れてしまった。
 最近は直進状態なら滑走中に外れてもなんとかなってしまうテクを身につけつつあるが(ヒプノはよく外れるので気をつけましょう)、コーナーリング中ではどうしようもない。左の横ケツからどちゃんと落ちた。さすがに激痛が走る。が、そのまま寝ててもかっちょ悪いので、すぐに起き上がってその場を後にした。みると肘もやっている。やれやれ、コケるのがちっとも珍しくなくなってしまった。
 んでもたいしたことなさそうなのでEliteを担いで道満に向かうと、もう4時過ぎなんで殆ど人はいない。東屋にはアースビートの人(すいません、名前わかんないで喋ってました)にナカネさん。あとはまちゃんと、夕涼み中のどこかのおじさんぐらいしか見当たらない。
 とりあえず周回なんぞにいそしんでみるが、涼しいのはいいとして、だんだん打った横ケツが痛くなってきた。パンツをめくって見てみると、打ったところがぷっくりと青ぶくれしている。はっきりと膨らんでいるものだから、
ケツの割れ目が二個あるようだ。
 夕涼みのおじちゃんには、「やー、スケートってのは痛いもんなんだね〜」と誤解されてしまうし。はまちゃんには「LRでいつもヒプノでズルをするバチだな」と言われてしまうし、やれやれである。
 でも横ケツが痛くてもう周回どころじゃないんで、そうそうに引き上げることにした。あ、帰り際にハシモトファミリーに会った。しっかり5輪履いてるしー。

 夜になったらさらに腫れが酷くなった。こりゃあお盆ぐらいはスケートを休みなさいという、神様の思し召しだな。うん、そうに違いない。


 そういうわけで、ただいま休足中なのである。




 でも
それならそれで寝る間も惜しんでプレステ2にいそしむこの自分の性格は、どうにかならんもんかな?



Diary Aug.11 雨と花火と噴水と 花火ナイトラン


 東京湾大華火大会をお台場までスケートで乗りつけて見物してやろうというそのナイスな試みは、どうやら今回が初めてのことではないらしい。夜の都心を集団で突っ走るのだけでも爽快なのに、その上花火まで見物してしまおうという欲張りさは
イカス!これは参加でしょう!是非行くでしょう!

 告知を見た瞬間私の脳内にはヤバイ麻薬がどぴゅどぴゅと充満し、やっぱ渋いメットを新調しなくては道行くゆかたのねーちゃん達にきゃあきゃあ言われることは不可能なんじゃないか(注:メットを購入しても不可能なものは不可能です)・・・と、メットと反射材とマーカーランプを購買しまくりで財布もフワフワ浮き上がる心持ちのまま、当日11日を迎えたのでした。

 当日の天候は今にも降り出しそうなもったりした曇天。土曜もお仕事の私は、「花火の前に川崎のダンナの生傷を見物お見舞いに行かねばなるまいよ」と、お昼休みに取り敢えずは道満へ。
 東屋にはこういう天候にも関わらずいつもの面子が揃っている。今晩出撃予定のえっさんやりょおさんも来ている。二人とも、やっぱり空模様に不安の色が隠せない様子だ。んでも行ったイベントが雨で中止になった記憶が無い(忘れている?)私的には、まあだいじょぶじゃないかなーというカンジ。それよりも仕事で集合時間ギリギリになっちゃいそうなのが心配のタネだ。こういつも色々遅刻だと、そろそろ
「あの人はいつも遅いから」なんて、陰口が叩かれだしているかもしれない。いや、そうに違いない。

 暫くすると、件の川崎のダンナ登場。ダンナは萩姫カップにリレーで出場し、スタートでバランス崩してスプラッターにも薬指の爪が根元からもげちまったんだそうな。しかもそのあとべるさんと落ちた爪を探しにいって、その爪が今ギブス代わりに指先にはめられているんだとか、とてもお食事中の人ゴメンナサイなお話を聞く。ちえぞーさんといいダンナといい、最近はまるで他人がお肉を食べるのを妨害しているとしか思えないようなネタを、身を粉にして提供
してくれるから凄ェ。今後はこの二人をダイエットにいい夫婦と呼ぶことにしよう。まあそれにしても早く直そうね。お大事に。
 あと、えっさんがいつの間にか買ったMod10を、なぜか下半分FT91のシャーシをくっつけて持ってきていた。素直に買ったまま持ってこればいいものを、そういうふうに普通でなくしてしまうのが際物倶楽部員の悲しい性だよな。

 午後になると、いきなりさいたま市を集中豪雨が襲った。どうみてもスケートがどうとかというような雨足はない。だけどみるからににわか雨な感じでもあったんで、会社がひけた私はワイパー全開で都心へとクルマを走らせた。午後4時の段階で、板橋あたりでもまだどしゃ降りの状態。だが我が家のある文京区あたりまでくると、いきなり雨が切れてきて、なんと路面も乾いている。問題は時間だ。家に着いた時点で、ぎゃー、集合時間まであと30分しかない!すかさずヒプノを履いてダーッシュ!!恐らく後楽園(自宅)〜東京駅の道のりは、タクシーとインラインがいい勝負で一番早い。でもスタート前からこんなに体力使ってもいいのか?>俺。

 んで午後5時33分。案の定ちょーっと遅刻で、集合場所の東京駅前、あさひ銀行の前に到着。この空模様だというのに、ちょっと見30名ほどの人が集まってきている。後で聞いた話だが、この時刻には東京23区には大雨洪水注意報が発令されていたらしい。要するにここに集まって来ている人たちは、たとえ
都心が水没しようと滑ってやろうという覚悟を決めた人たちなのだ。ハラショー!あんた達凄ェよ。そんなにしてまで目立ちたいか?
 とはいえ、天候をみて参加を見合わせた人たちも多かったようで、道満組もりょおさん&くまさんの姿が見えなかったし、後楽園で様子見・・・なんて言っていたyokkoさんの姿も見当たらない。結局っ道満からは私とえっさん。あと本人は臨時と言ってたけどまささんぐらいかな。まあでも悔しがることはないっす。中止と判断をするほうが普通というか正常でしょう。集まってる人たちは、やにわに雨も降り始めてきたというのにやる気マンマンです。目がイッてます。

 なかでもかなり目立ってたのは、イキな甚平姿ののぶさんに、全身電飾人間のninoさんの二人。特にninoさんは全身に10個以上の赤色灯をテープ止めし、滑る姿はまさしく一人交通機動隊。ただ通常では明らかに引かれてしまうその格好も、見つめるみんなの目は羨望のまなざし。やっぱみな、目立てばいいと思っていますな。
 なにはともあれ出発!いっぺんに滑ると危険なので、5組に分けてスタート。私は第三組目のえっさん組。よーし、5・6人ついてこい!と滑り出そうとすると、ありゃ後ろを振り返れば野郎ばかりぢゃん!えっさんと一緒になってめいっぱい寂しさを表明すると、しかたあんめーとまゆねこさんが第三組に加わってくれた。
 きっとやんでくれるさ・・と、雨の中を滑りだしたものだから、東京駅前のタイルやペイントが滑る滑る。殆どアイススケート以下状態。後続では転倒者が続出したらしい。ところがガードをくぐって八重洲方面に出ると、驚いたことに雨は殆ど降っていない。路面もドライとまではいかないが、まあまあいいカンジだ。こーなっちゃうとさっそく先導者のえっさんを追い抜かして暴走状態に突入する。いきなり現れるインスケ集団に、八重洲のおねーチャン達もびっくりだ。快調に八重洲通りをぶっ飛ばし、あっという間に佃公園の休憩ポイントにまで到着してしまった。止まると汗がぶわっと吹き出してくるが、宵闇が迫りだし、多分気温はかなり下がってきている。みなさんここでライト点灯。一層ヘンな集団になった。
 それにしても佃公園の中はややこしい。再スタートをきったら途端にミスコース。気がつくとみんながずっと先にいる。どうやら遠回りしてしまったようだ。その上まゆねこさんとshinさんも行方不明とのこと。第4組に拾ってもらったらしい二人が追いつくのを待って改めて夜の街をスタートする頃には、もう花火開始時刻まであとわずかぐらいになっていた。
 浜崎橋を越える頃にはだんだん花火見物の人通りや、路肩にたむろする人が増えてきた。そんな中、行く手の方角に奇麗な火花が上がる。
 
「はじまった!」

 みんなから声があがる。こりゃ急がなきゃヤベーじゃんと気が焦る。なんて状況で、ようやく豊洲の休憩&合流ポイント、Do Sportsプラザ前に到着した。今回はナイトスケートに自信のない人はこちらから参加できることになっていた。追加の人数は20名ほど。その中には自信の無いわけのない駒沢のほんまさんの姿もある。こちらは完全装備をしていたんで誰だかわからず、はじめましての挨拶をされてしまった。後続の第4・5組も続々到着。賑やかな外人さんの3人組もなだれ込んでくる。でも和んでる暇はない。ここからじゃ花火が見えんのよ。えっさん、スタートスタート!

 豊洲を出れば、目的地の有明の埠頭まであとちょっと。でも、さすがにこの辺は人が多い。注意しながらも急いで突き進むと、なんやら賑やかな場所に辿り着いた。この先は一応歩行者天国のようになっているらしい。
 「危ないから、スケート脱いでくださーい」
 
いかにも言うことを聞かなそうな異様な集団に、警備員さん達が警戒心たっぷりに近づいてくる。こいつらはなんでチカチカ発光していやがるのか?と、目が問いかけている。でもそこは最も聞き分けのよいえっさん組である。「あんた達運がよかったな」なんて言わないんで、素直にスケートを脱いで歩き出す。ちょっとも歩くと、先行組の人たちが道路の真ん中に座り込んで花火見物の真っ最中だ。ようやく目的地に到着である。
 とりあえずお疲れさまーで乾杯しながら花火を見る。雲が低いんだか火薬の煙が多いのか、ぱーんと上がった花火は下半分だけしか見えなかったりする。酷いのは全部雲の中で広がって、全然見えない。でも立て続けにあがる色とりどりの花火はやっぱり絶景だな。
 いきなりオリジナルTシャツの抽選会があったりして、ひょー、ひえーとそれなりに打ち上がる花火に盛り上がりしている間に、あっという間に30分ほどが経過。花火も終了の時刻となった。こうなると今度は帰りの大渋滞。行きよりも人の数が多いから、さいとーさん達もどう滑るもんかとなやんでいる。ところがめっかちの私は、さっさと歩道を滑りだした一団にくっついていく。ぐいぐい人込みをぬって滑っていると、いつの間にか先頭に立っているでやんの。
 「どうしますかねー?車道を走りますかー?」
 のろのろしたペースにしびれを切らした後ろの誰かがそんなことを聞いてくる。
 「うーん、どうかねー?おまわりさんに叱られちゃうんじゃないの?」
 そんな返事を返しながら反対側の車道にチラリと目をやると、なんとそこには
赤くチカチカした集団が車道を爆走しているじゃないか!
 
「げーっ!汚ェ!」
 思わずそう口走りながら自分たちを追い抜いていく車道組に羨望の眼差しを送っていると、その集団の後を追って、本家回転灯を付けた白黒グルマが走り去ぎていく。そりゃー40人ほどが2キロも車道をぶっとばせば注意もされるわな。でも止められて説教されたわけぢゃないので、
やったもん勝ち!

 さて豊洲まで戻り、そこで打ち上げとなる。とはいっても、50人にまで膨れ上がった集団がいきなり行って入れる飲み屋なんぞあろう訳が無い。そこで、
どこかのコンビニで酒買ってそのへんで呑もうという、実に建設的な案が出された。
 コンビニ袋とスケート靴をぶら下げた奇妙な集団が最初に選んだのはNTTデータの敷地内の芝生の上である。ざっとつまみの袋を開け、ビールの栓を抜いてカンパーイなどとやっていると、我々を遠巻きに取り囲み、徐々にその包囲網を狭めてくる不審な集団があった。
 NTTデータの警備員さん達である。
不審なのは我々の方だった
 「ここで宴会されると困るんですけどねー」
 もっともだ。もっともだけど、こんないい芝生を宴会に使わないのは勿体無い話じゃないか!なんて抗議が通用するわけもなく。仕方なしに場所をかえることにした。
 コンビニ袋とスケート靴をぶら下げ、ビールの缶と封を切ったおつまみを手に持ったとっても異様なよっぱらいの集団は、ふらふらと今度は豊洲公園に雪崩れ込んでいく。みんなが座れる場所を求めて奥へと分け入っていくと、ちょうど最近の水不足で水を止めてしまっているらしい、干上がった噴水を発見した。
 夜の公園である。周囲にはムードを出しているカップルもいっぱいいるのに、たいちさんの「いいじゃんいいじゃん!」という言葉を合図にしたように、みんなズケズケと枯れ噴水の中に踏み込んでいってしまう。かくて、
非常に異常な枯れ噴水の中での夜中の酒盛りが始まってしまったのである。
 そのうえNOBUさんが外人さん達に説明するバーナブル(燃えるゴミ)が妙に流行りだし、日本人同士でもばーなぶぅばーなぶぅ!などと口走りながら燃えるゴミを収集し、へらへら酒を飲み続け、カップルを退散させる近所迷惑なわりには環境に優しいヘンな酔っ払集団に成り果ててしまった。
それにつけてもカップルさんたちごめんなさい。
 終電がヤバくなる10時半過ぎまで酒盛りは続き、ようやくお開きとなる。
 「来年も打ち上げはココだな」
 誰かが言ったが、来年はさすがに噴水は水を張ってるんじゃないかなーと思うのであった。


 それにつけても光り物をつけてよるの都心を滑るのはいい。特に光るウィールは必須だな。なんかあれがあるとそれだけで、世間の目も優しく注がれるのがはっきりとわかるのだ。これを見ているアナタ、来年は光るウィールを装備して、花火ランに参加だ!絶対に面白いぞ。


 ウィールのダイナモは重たいけどな。